自由につくる
こどものアートに関心を持ち、かれこれ十数年。
自由につくるってなんだろうということを考えてきました。
例えば、枠にはめられるなんてイヤ!と思ったとします。
言い換えるなら、先生の言う通りにしてたらいいというような受動的な学びはイヤと思ったとします。自由に関心を持ったことを学びたい。学校教育でも、受験でも、詰め込み型から記述式へ能動的な学びへと移行しつつあります。枠にとらわれない、自由に自分で考えを深める学びが求められる時代になってきたようです。
さて、この自由。結構むずかしい。
詰め込み型で育った世代のオトナから、次世代のこどもたちに、どう育むか。
私の身近な言葉で置き換えると
自由になんでも描いて良いよ、立体でも、映像でもなんでもいいよ。というところでしょうか。そう言われて、さっとつくりはじめるのはオトナでもきつい。
でも、アート作品をつくるとしたら当たり前のことです。全部自分で決めることです。
アートを学ぶことは、自分で選択することを学ぶこと。自分で面白いを深めること。お絵描きを習って意味があるの?将来の役に立つの?成績に関係あるの?いろんな考えの方がいると思います。
私は将来のアーティストを育てたいのではありません。(そうなってももちろん良しですが)自分で考えて、行動する、挑戦する、人間の軸の部分を育むお手伝いがしたいんです。アートは数値にならない非認知能力を高められるはずです。
今まで、都度募集をかけるワークショップを多くしてきました。こどもたちとしっかりと長期間向き合いたいと思いました。お教室のスタイルをとるのは初めてですが、こどもたちと対話しながら、たくさんおもしろいことができたらなと思っています。すぐにとはいきませんが、こどもたちの「自由につくる」姿を見守りたいなと思います。
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